カレンダーを見て、少しだけ気が重くなる。
お盆が近づくと、そういう瞬間が来る人がいます。家族のことは嫌いじゃない。帰る場所があるのはありがたい。それなのに、なぜか気持ちが沈む。
その感覚は、わがままでも冷たさでもありません。数字を見ていくと、しんどさにはちゃんと理由があることがわかります。
🏠 「気が重い」と感じているのは、あなただけではありません
まず、実際の調査を見てみます。
積水ハウス住生活研究所が2023年に発表した調査では、義理の実家への帰省についてのお悩みの1位が「気を遣うこと」で、約4割の人が挙げていました。
ベビーカレンダーが運営するヨムーノが2025年末に実施したアンケートでは、約3人に1人が義実家への帰省を「気が重い」と感じていると答えています。同じ調査では、夫婦が別々に帰省する「セパレート帰省」について、経験者を含めて6割以上が前向きに捉えているという結果も出ました。
つまり、気が重いと感じること自体はまったく珍しくありません。そして、やり方を変えていいと考えている人も、すでにかなり多いということです。

🔍 しんどさの正体は、性格ではなく「動機のちがい」でした
同じ積水ハウスの調査に、とても示唆的な数字があります。
帰省する理由を聞いたところ、自分の実家では「家族や親戚と過ごしたいから」が46.7%で1位でした。ところが義理の実家では、この理由は22.5%まで下がります。その差は24.2ポイントです。
かわりに義理の実家で1位になったのは「毎年恒例になっているから」で47.0%。2位の「みんなで食事をしたいから」27.2%を大きく引き離しています。
ここが核心だと思います。片方は「会いたいから行く」、もう片方は「そういうことになっているから行く」。同じ帰省という行動でも、内側の動機がまったく別ものなんですね。
自分で選んでいない行動を続けると、人は消耗します。しんどいのは気持ちが足りないからではなく、自発的でない時間が長く続くからです。
もうひとつ、細かいけれど印象的な数字があります。帰省で心がけることとして「なるべく生活リズムを相手に合わせる」を挙げた人は、自分の実家では14.9%、義理の実家では20.5%。5.6ポイントの差がありました。
寝る時間、起きる時間、食事の時間。自分のペースを手放している時間が長いほど、疲れは静かに積み上がっていきます。
⚠️ こんな人には向きません
先にお伝えしておきますね。この記事の考え方が合わない場合があります。
帰省を心から楽しみにしていて、実家でいちばんリラックスできるという方。そういう関係は貴重なので、わざわざ準備を考える必要はありません。
すでに家族と距離を置くと決めていて、その判断に迷いがない方。ここで扱うのは「行くけれど、少しでも軽くしたい」という前提の話なので、当てはまりません。
そして、暴言や金銭の要求など、明らかに度を越した扱いを受けている場合。これは工夫や心構えで対処する話ではありません。自治体の相談窓口や、法律の専門家に相談する領域になります。
🧳 今年の帰省を軽くする、5つの準備
大きく変える必要はありません。小さく決めておくだけで、体感はかなり変わります。
ひとつめは、滞在時間を先に決めることです。「日曜の15時に出ます」と、行く前に伝えておく。着いてから切り出すより、はるかに角が立ちません。
ふたつめは、帰り道の予定を1つ入れておくことです。夕方に用事があると決まっていれば、時間を延ばす話になりにくくなります。嘘をつく必要はなく、本当に何か入れてしまうのがいちばん楽です。
みっつめは、ひとりになれる場所を確保することです。近くのコンビニでも、車の中でも、少し歩ける道でもかまいません。15分そこにいられるだけで、呼吸が戻ります。
よっつめは、答えたくない質問への返しを用意しておくことです。仕事、子ども、結婚、健康。毎年同じことを聞かれるなら、返す言葉も毎年同じで大丈夫です。考えなくていいぶん、消耗が減ります。
いつつめは、宿を取るという選択肢を検討することです。泊まる場所が別なら、夜のあいだは自分のリズムに戻れます。費用はかかりますが、翌日の消耗がまったく違います。

🕒 いちばん効くのは「終わりが見えていること」
5つ挙げましたが、効果が大きいのは1つめの滞在時間です。
人はゴールが見えない状況にいちばん消耗します。あと何時間なのかがわかっていれば、同じ2日間でも感じ方が変わります。逆に「いつまでいるの」があいまいなままだと、ずっと気を張り続けることになります。
だから、行く前に伝えておく。これだけで、当日の負荷はかなり下がりますよ。
出発する前に、いちど書き出して整理しておく
出発する前に、いちど書き出して整理しておく
行く前からもやもやしている。でも、誰に言えばいいのかわからない。
家族や友人に話すと、どうしても話が広がってしまうことがあります。相手が共通の知り合いだと、なおさら言いにくいですよね。
ココナラのメール占いは、名前を伏せたまま、文章で相談できるサービスです。占いという形をとっていますが、実際には「誰にも言えない話を書いて整理する時間」として使っている人が多くいます。
電話とちがって、時間や場所を選びません。子どもが寝たあとでも、通勤の途中でも、思いついたときに送れます。
そして、書くこと自体に効果があります。頭の中でぐるぐるしていたことを文字にすると、自分が何に引っかかっていたのかが見えてくることがありますよ。
継続の契約ではなく、1回だけ購入できます。はじめてご利用の方なら、帰省の前だけ、という使い方ができるのが気楽なところです。
🌿 いちばん忘れられがちなのは、帰ってきたあとです
帰省の話は「どう乗り切るか」ばかりになりがちですが、実は戻ってからの数日が大事です。
慣れない場所で気を張っていた時間のぶん、体はしっかり疲れています。そこに移動の疲労と夏の暑さが重なるので、いつもより回復に時間がかかります。
だから、帰宅した翌日に予定を詰めないでください。半日でいいので、誰とも約束していない時間を残しておく。それだけで、次の週の入り方が変わります。
「もう終わったんだから」と自分を急かさないことも大切です。終わった直後がいちばん疲れているのは、当たり前のことなんですね。
毎年おなじことで消耗しているなら
今年だけの話ではなく、去年も、その前も同じだった。
そう感じているなら、帰省そのものより、人との距離の取り方に根っこがあるのかもしれません。この種のことは、一度きり話しても整理しきれないことが多いです。
Kimochiは、カウンセラー全員が公認心理師という国家資格を持っているオンラインカウンセリングです。スマホから受けられて、カメラをオフにしたままでも相談できます。土日や夜間にも対応しています。
ただし月額制で、最低登録期間が決められています(のびのびプラン2ヶ月/ととのいプラン4ヶ月)。1回だけ試したい方には向かないので、そこは先に知っておいてください。
なお、これは医療サービスではないので、診断や薬の処方は行っていません。眠れない日が続いていたり、仕事に行けないほどつらい場合は、心療内科や精神科のほうが適しています。
腰を据えて向き合ってみたい方には、続けやすい形だと思います。
🤔 どちらを選ぶか迷ったら
| 向いている場面 | 合わない条件 | |
|---|---|---|
| ココナラ メール占い | 帰省の前後だけ、その場かぎりで相談したい。匿名がいい。夜間や移動中に送りたい | すぐに返事がほしい。継続的な心理的支援を求めている。医学的な助言が必要 |
| Kimochi | 毎年くり返す悩みに、腰を据えて取り組みたい | 1回だけ試したい(最低登録期間あり)。診断や処方が必要 |
自分のペースで書き出して整理したいなら前者、根っこから向き合いたいなら後者、という分け方でいいと思います。
🍀 まとめ
最後に整理しますね。
義理の実家への帰省で「気を遣う」と答えた人は約4割。「気が重い」と感じる人は約3人に1人。あなたが特別なわけではありません。
しんどさの正体は性格ではなく、動機のちがいでした。「会いたいから行く」と「恒例だから行く」では、消耗の度合いがまったく別ものになります。
だから対策も精神論ではなく、構造を変えるほうが早いです。滞在時間を先に決める。帰りの予定を入れる。ひとりになれる場所を持つ。答えを用意しておく。宿を検討する。
そして帰ってきた翌日は、空けておいてください。
今年の数日が、去年より少しだけ軽くなりますように。


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