防災グッズを買おうと思って検索すると、おすすめが何十個も出てきますよね。全部そろえるとお金も置き場所も足りません。
大事なのは数ではなく順番です。命に関わる順に3つだけそろえれば、最初の一歩としては十分です。
この記事では、水と食料、電源、トイレの順に必要なものをまとめました。
あわせて、南海トラフの確率がなぜ変わったのか、地震雲のような前兆は当てになるのかも整理しています。
不安をあおる話は書きません。今日できることだけを書きます。
🎒 何を買えばいいか分からないまま時間だけが過ぎる
防災グッズのランキング記事を見ても、上位が毎回違いませんか。
20個並んだリストを見て、結局どれも買わずに閉じてしまう人は多いと思います。
わたしもそうでした。買う前から疲れてしまうんですよね。
でも地震はこちらの準備を待ってくれません。今日決めてしまうのが一番です。
🔍 買う順番を間違えると使わない物が増える
ランキング記事が役に立たない理由は、家族の人数も住まいの形も無視して順位をつけているからです。
一人暮らしのワンルームと、小さい子どもがいる4人家族では、必要なものがまったく違います。同じランキングで足りるはずがありません。
だからこの記事では順位をつけません。かわりに、なくなると困る順に並べます。
💧 まず水と食料 3日分から始める
最初に用意するのは水と食料です。
地震のあと支援が届くまで、最低でも3日はかかると考えてください。
水は1人1日3リットルが目安です。飲む分だけでなく、簡単な調理や歯みがきにも使います。4人家族なら3日で36リットルになります。
食料は火を使わずに食べられるものを選んでください。缶詰やレトルトも便利ですが、量を確保するならアルファ米が扱いやすいです。
アルファー食品の安心米は水を注ぐだけでご飯になります。お湯なら15分、水でも60分で食べられるので、停電中でも困りません。保存期間が長いので、買ってから何年も入れ替えなくて済みます。
味の好みがあるので、まず1袋だけ試してから家族分をそろえるのをおすすめします。いざというときに食べられないと意味がないからです。
🔋 次に電源 スマホが切れると情報が取れない
水と食料の次は電源です。
停電するとスマホが充電できなくなり、避難情報も家族との連絡も止まります。
モバイルバッテリーだけだと、数回の充電で終わります。3日を乗り切るなら、もう少し容量のあるものが必要です。
ポータブル電源なら、スマホの充電に加えて扇風機や電気毛布も動かせます。夏や冬の停電では、これが体調を守ることにつながります。
Jackeryのポータブル電源は容量の種類が多く、一人暮らし向けの小さいものから家族向けの大きいものまで選べます。まずスマホを何回充電したいかを決めてから容量を選んでください。
重さは容量に比例します。持ち出す前提なら小さめ、家に置く前提なら大きめが向いています。
🚽 三番目にトイレ 実は一番忘れられている

見落とされがちですが、トイレは水や食料と同じくらい切実です。断水すると自宅のトイレは流せなくなります。
回数の目安は1人1日5回です。
3日なら1人15回、4人家族なら60回分が必要になります。この数字を見て多いと感じた人が多いと思います。
スツーレの防災グッズは防災士が監修していて、必要なものがまとまっています。何を選べばいいか分からないときは、こうしたセットから始めると迷いません。
トイレは我慢できないので、後回しにしないでください。
🍚 停電中でもご飯を炊く方法がある
アルファ米だけだと3日目には飽きます。
もし家に米があるなら、電気がなくても炊く方法があります。
タイガー魔法瓶の魔法のかまどごはんは、新聞紙を燃やして米を炊く道具です。電気もガスも使いません。
炊きあがるまで20分ほどで、3合まで炊けます。
キャンプでも使えるので、防災用に買って普段は遊びに使うという持ち方ができます。
災害用の道具は、普段使わないとしまい込んで忘れます。ふだん使いできるものを選ぶのは、それだけで意味があります。
📊 何から買うか迷ったときの早見表

予算が限られている場合は、上から順にそろえてください。
| 品目 | 3日分の目安 | 合わない条件 |
|---|---|---|
| 水 | 1人1日3リットル | 置き場所がない人はウォーターサーバーの備蓄で代用 |
| 非常食 | 1人1日3食 | 味の好みが強い人は先に1袋試す |
| 簡易トイレ | 1人1日5回 | すでにマンションの備蓄倉庫にある場合は不要 |
| 電源 | スマホ充電5回以上 | 頻繁に持ち出す予定の人は重さを先に確認 |
| 炊く道具 | 米が家にある人のみ | 集合住宅で火を使えない人には向かない |
🌏 南海トラフの確率が60から90パーセントに変わった理由
2025年9月26日、政府の地震調査委員会が南海トラフ地震の確率を見直しました。
それまでの30年以内に80パーセント程度から、60から90パーセント程度以上に変わっています。
数字が変わった理由は、地震が近づいたからではありません。計算に使っていたデータに誤差が見つかったからです。
これまでの計算では、高知県の室津港に江戸時代の古文書として残る地盤の隆起の記録を使っていました。この記録に誤差があるという指摘を受けて、幅を持たせた計算に改めたのです。
さらに今回は、別の計算方法で出した20から50パーセントという数字も同時に発表されました。委員会はどちらが正しいか科学的に優劣をつけられないとしています。
そのうえで、防災の場面では高いほうの60から90パーセントを念頭に行動してほしい、という立場を取っています。疑わしいときは行動せよ、という考え方に沿った判断です。
📢 南海トラフ地震臨時情報が出たらどうするか
2024年8月に日向灘でマグニチュード7.1の地震が起きたとき、南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意が出ました。
あのとき何をすればいいのか分からなかった人は多いと思います。
臨時情報には調査中、巨大地震注意、巨大地震警戒、調査終了の4つがあります。監視している範囲でマグニチュード6.8以上の地震が起きると、まず調査中が出ます。
ここで知っておくと落ち着ける数字があります。
気象庁の資料によると、1904年から2014年の世界の統計で、マグニチュード7以上の地震1437回のうち、7日以内に同じ場所でマグニチュード8以上が起きたのは6回でした。
つまり数百回に1回の頻度です。可能性がゼロではないから注意を呼びかけるのであって、必ず来るという意味ではありません。
臨時情報が出たときにやることは、備蓄の確認と家具の固定、避難場所の確認です。仕事や学校を止める必要はありません。
☁️ 地震雲や通信の乱れは前兆になるのか
地震の前になると、変わった形の雲が出た、インターネットが遅くなった、体調が悪くなった、という話が広がります。不安なときほど気になりますよね。
正直に書きます。どれも科学的に確かめられていません。
雲の形は上空の風や湿気で決まるもので、地面の中の動きとつながる仕組みが見つかっていません。通信の乱れも、回線の混雑や機器の不調で説明がつく範囲です。
こうした話が広まるのは、地震のあとに思い出して結びつけてしまうからです。何も起きなかった日の変な雲は、誰も覚えていません。
前兆かどうかを見張るより、備えておくほうが確実です。備えは外れがありません。
🤖 地震の予測はどこまでできるのか
地震予測をうたうサービスやSNSの投稿を見かけます。当たったように見えることもあります。
ただ、日にちと場所とマグニチュードを絞って当てる方法は、いまのところ確立していません。範囲や期間を広く取れば、そのうち何かは起きるからです。
トカラ列島や日向灘のように、地震が続けて起きる場所もあります。同じ海のプレートが関わっているので、まったく無関係とは言えません。それでも次がいつ来るかは分かりません。
だから予測を追いかけるより、いつ来ても困らない状態を作るほうが早いです。この記事を上から順にやれば、それができます。
なお、こうした予測の話題は都市伝説としても語られています。
興味がある人は南海トラフ“Xデー2035”の真相とは?Mr.都市伝説・関暁夫が警鐘!や【首都直下地震Xデー】Mr.都市伝説 関暁夫が語る“その日”とは?もあわせてどうぞ。
あくまで読み物として楽しんでください。
🙅 こんな人には向きません
すでに水と非常食を3日分そろえている人には、この記事は向きません。
次は7日分に増やす段階です。
集合住宅で火が使えない人には、炊く道具の項目は向きません。アルファ米だけで足ります。
地震がいつ来るかを知りたい人にも向きません。この記事に予測は書いていません。
不安が強くて眠れない状態が続いている人は、防災グッズを買っても落ち着かないと思います。その場合は買い物より先に、話を聞いてくれる人に相談してください。
📝 まとめ
防災グッズは数ではなく順番です。水と食料、電源、トイレの3つから始めてください。
南海トラフの確率が60から90パーセントに変わったのは、地震が近づいたからではなく計算方法が変わったからです。ただし切迫している状況に変わりはありません。
地震雲や通信の乱れは前兆として確かめられていません。前兆を探すより備えるほうが確実です。
今日1つでいいので買ってください。全部そろえようとすると、また閉じてしまいます。
出典 地震調査委員会 南海トラフの地震活動の長期評価 第二版一部改訂 出典 気象庁 南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意 2024年8月8日


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