親の家にカメラを置こうとして、そこで止まった。
そういう方が多いです。機器は買ったのに、つなぐものがありませんでした。
ビデオ通話でもよく起きます。孫の顔を見せようとしたら、映像が固まる。声だけ遅れて届く。何度かやって、親のほうが「もういい」と言い出します。
原因は親の使い方ではありません。家の回線が足りていないだけです。
この記事では、確かめ方から工事の日数、契約するときに気をつける点まで並べました。読み終わったら、今週かける電話が一本決まる形にしてあります。
🔍 実家に回線があるか、電話で確かめます

親世代の家では、電話線だけで、インターネットは引いていないことがあります。
本人に聞いても「たぶんある」と言われて終わることが多いです。パソコンを使っていない方だと、あるかないかの区別がついていません。
電話で確かめる言い方を三つ書きます。
一つ目。「テレビの近くに、光がチカチカ光ってる箱ある」と聞きます。あれば回線が来ています。
二つ目。「毎月、電話代とは別に、ネットのお金が引かれてる」と聞きます。通帳を見てもらうのが確実です。
三つ目。帰省したときに、自分のスマホでその家のWi-Fiが出てくるか見ます。これが一番早いです。
スマホの電波があっても、家の中の機器はつながりません。カメラやセンサーは、家の回線が要ります。
📶 押し入れに箱が入っているだけの場合があります
回線があるのに遅い場合は、原因が三つに分かれます。
一つ目は、契約している回線が古いことです。10年以上前に入れたまま、という家が多いです。
二つ目は、機器が古いことです。Wi-Fiを飛ばす箱は、5年から6年で買い替えの時期が来ます。ずっと同じものを使っている家がほとんどです。
三つ目は、置き場所です。押し入れの中や、テレビの裏に押し込まれていることがあります。電波が壁でさえぎられて、隣の部屋まで届きません。
三つ目が原因なら、お金はかかりません。箱を部屋の真ん中の、床から少し高い場所に移すだけで変わります。
いま実際にどれくらいの速さが出ているかは、無料で測れます。帰省したときに一度やっておくと、話が早くなります。
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🗓 工事は申し込みから1か月ほどかかります

ここが一番の落とし穴です。申し込んだ日から使えるまでに、時間がかかります。
目安を書きます。マンションで、すでに建物に回線が来ている場合は、2週間ほどで終わります。工事が要らないこともあります。
一戸建てで新しく引く場合は、1か月前後を見てください。地域によっては、もっとかかります。
3月と4月は引っ越しが重なるので、さらに延びます。この時期を外せるなら、外したほうがいいです。
工事の日は、誰かが家にいる必要があります。1時間から2時間ほどかかります。
つまり、帰省に合わせるなら、その1か月前には申し込む形になります。ここを知らないで、帰省の直前に動いて間に合わなかった、という話をよく聞きます。
💰 費用の目安
かかるお金を三つに分けます。
工事費は、一戸建てで2万円前後です。分割にできる会社が多く、キャンペーンで実質無料になることもあります。
月々の料金は、一戸建てで5,000円台から6,000円台、集合住宅で4,000円台から5,000円台が目安です。
機器のレンタル代が、月に数百円かかる場合があります。買い取りにできることもあります。
親の家の固定電話をそのまま残すかどうかでも、金額が変わります。残す場合は、そのぶん月に数百円足されます。
🏠 実家の条件で選ぶと迷いません
どれを選ぶかは、実家の状態で決まります。四つに分けます。
| 実家の状態 | 向いているもの | 理由 | 合わない条件 |
|---|---|---|---|
| 一戸建てで工事ができる | フレッツ光 | 親が名前を知っているので説明が通る | 集合住宅で建物が対応していない場合 |
| 使うのが見守りとビデオ通話だけ | So-net 光のSプラン | 使う量が少ない家向けで、後から上のプランに変えられる | 動画をたくさん見る家 |
| 工事ができない、または急ぐ | ソフトバンクエアー | 箱を置いてコンセントに挿すだけで始まる | 建物の周りの電波が弱い地域 |
| 愛知 岐阜 三重 静岡 長野にある | コミュファ光 | この5県だけで使える回線で、地元での知名度が高い | 5県の外にある家 |
一番多いのは、一戸建てで工事ができる家です。迷ったらフレッツ光から見てください。
親に説明するとき、聞いたことのない会社名だと話が止まります。NTTの光回線なら、たいていの親世代は名前を知っています。工事の日程も電話で決められるので、離れて住んでいても手配できます。申し込みから工事まで1か月ほどかかるので、帰省に合わせるならいまが動く時期です。
一方で、実家でやることが見守りとビデオ通話だけなら、そこまでの速さは要りません。使う量が少ない家向けのプランから始めて、足りなければ後から上に変えられる形のほうが無駄が出ません。プランの変更は工事なしでできます。
工事そのものが難しい家もあります。賃貸で壁に穴を開けられない、親が業者を家に入れたがらない、といった場合です。その場合は、箱を送ってもらってコンセントに挿すだけで使える形があります。届いたその日から始められます。
実家が愛知、岐阜、三重、静岡、長野にある場合は、その地域だけで使える回線があります。地元でテレビCMが流れているので、親に説明したときに通じやすいです。
⚠️ 契約者を親名義にすると揉めます
一番多い失敗は、契約者を親本人にすることです。
支払いの連絡も、解約の案内も、すべて親に届きます。内容が分からないまま、電話がかかってきて不安になります。
工事の日程を決める連絡も親に行きます。聞き間違いがあると、当日に誰もいない、ということが起きます。
契約者は、手続きをする側の名前にしてください。ただし、住んでいる人と契約者が違うと申し込めない会社もあります。先に確認が要ります。
二つ目の失敗は、親に「よく分からない電話」が増えることです。工事の前後は、業者からの連絡が何度か入ります。
先に「この日にこういう電話が来るよ」と伝えておくと、詐欺と間違えて切ってしまう事故が防げます。
三つ目は、勧誘に乗ってしまうことです。工事のあと、別の会社から乗り換えの電話が来ることがあります。
親には「うちが契約してるから、電話が来ても返事しないで」とだけ伝えておいてください。
📺 ネットが入ると、できることが増えます
回線が入ると、見守り以外にも使い道が広がります。
一つは、ビデオ通話です。映像が止まらなくなるので、孫の顔を見せる時間が長く続きます。
二つ目は、テレビで動画を見ることです。地方に住んでいると、見られる番組が限られます。ネットにつながると、そこが変わります。
三つ目は、こちらから機器の設定を直せるようになることです。何かあったとき、遠くから確認できます。
親が興味を持ちやすいのは、映像より通話です。話を切り出すときは、そこから入ると通りやすいです。
親御さんがネットの情報に振り回されないか心配な方は、こちらも読んでおくと安心です。
見守りの機器そのものを選ぶ話は、こちらにまとめてあります。
🌱 今日からできる三つ
一つ目。実家に電話して「光ってる箱があるか」を聞いてください。3分で終わります。
二つ目。ある場合は、その箱がどこに置いてあるかを聞きます。押し入れの中なら、出してもらうだけで改善します。
三つ目。ない場合は、帰省の予定日から1か月前を逆算して、カレンダーに印をつけます。
契約はまだ決めなくて大丈夫です。順番だけ決めておくと、あとが楽になります。
🙅 この記事で答えていないこと
次のことは、ここには書いていません。
自分の家の回線を早くする方法。この記事は、離れた実家の話に絞っています。
スマホの料金プランとの組み合わせ。割引の条件は会社ごとに違うので、申し込みの画面で確認してください。
施設に入っている親の通信環境。設備は施設側のものなので、家族が契約する場面がありません。
すでに実家に光回線が入っていて、速度にも困っていない家の話。この記事でやることはありません。
親が契約ごとを自分で管理したい場合の進め方。勝手に進めると関係がこじれます。まず本人に確認してください。


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