そろそろ予防接種のことが頭をよぎる時期です。
でも、毎年ここで迷います。今打つと早すぎるのか。12月でも間に合うのか。子どもは2回だったか。
去年どうしたかも、たいてい忘れています。
答えは、逆算で決まります。効き始める時期と、流行が来る時期を並べれば、打つ日は自然に決まります。
この記事では、その順番と、費用、そして打てない場合まで並べました。
🗓 効き始めるまで2週間かかります

一番大事な数字から書きます。打ってすぐには効きません。
効果が出てくるのは、打ってからおよそ2週間後です。一番高くなるのは、2週間から4週間ほど経ったころとされています。
そして、効果はおよそ5か月続くと言われています。人によって差があります。
一方、
流行のピークは例年12月から3月です。
11月ごろから増え始めます。
この二つを重ねると、答えが出ます。
11月の初めまでに打ち終わっていれば、一番高い時期が流行のピークに重なります。逆算すると、10月から11月の上旬が目安です。
最近は流行が早く始まる年もあります。9月の下旬から予約を受け付けるところが増えているのは、そのためです。
👶 13歳未満は2回必要です

大人と子どもで、回数が違います。ここを間違える方が多いです。
厚生労働省の案内では、13歳未満は2回接種となっています。1回だけより、2回のほうが高い効果が得られるためです。
量も年齢で決まっています。6か月以上3歳未満は1回0.25ミリリットルで2回。3歳以上13歳未満は1回0.5ミリリットルで2回です。
間隔は2週間から4週間あけます。できれば4週間あけたほうが、より高い効果が期待できるとされています。
一つ、知っておくと安心な決まりがあります。
1回目のときに12歳で、2回目のときに13歳になっていた場合でも、12歳として2回目を受けて差し支えありません。
13歳以上は、原則1回です。健康な大人では、1回でも2回と同じくらいの効果が得られるという研究があります。
つまり、子どもがいる家庭は逆算が二重になります。
10月の上旬に1回目を打てば、10月の終わりから11月の初めに2回目、そこから2週間で高くなります。
📅 いつ打つかの目安
家族の形で分けます。
| 対象 | 打つ時期の目安 | 回数 | 合わない条件 |
|---|---|---|---|
| 13歳未満の子ども | 1回目を10月上旬、2回目を10月下旬から11月上旬 | 2回 | 発熱しているときは打てません |
| 中学生から大人 | 10月から11月上旬 | 1回 | 体調が悪い日は延期になります |
| 高齢者 | 10月から11月 | 1回 | 自治体の受付期間の外では助成が使えません |
| 受験や大会がある人 | その予定の2週間から3週間前まで | 年齢による | 直前に打っても間に合いません |
受験がある家庭は、この最後の行が大事です。試験の直前に打っても、効き始める前に本番が来ます。
💰 費用の目安
金額も見ておきます。
自費の場合、1回あたり3,000円台から5,000円ほどが多いです。医療機関によって差があります。
子どもが2回受けると、単純に倍になります。家族4人だと、2万円を超えることもあります。
負担が軽くなる場合もあります。65歳以上の方は、多くの自治体で公費の助成があります。自己負担が1,000円台から2,000円台になることが多いです。
子どもの分を助成している市区町村もあります。「自分の市区町村名 インフルエンザ 助成」で調べると出てきます。
勤め先の健康保険組合が補助を出していることもあります。申請の締め切りがあるので、先に確認すると取りこぼしません。
⚠️ ここでつまずきます
一つ目は、予約を後回しにすることです。
10月の枠は早く埋まります。特に土曜日と、子どもを診てくれるところは競争になります。9月のうちに電話を入れると落ち着いて選べます。
二つ目は、子どもの2回目を忘れることです。
2週間から4週間という間隔は、意外と抜けます。1回目を予約するときに、2回目の日も一緒に取ってください。
三つ目は、当日の体調を軽く見ることです。
熱があると受けられません。予定が崩れるので、前日は早めに寝かせるほうが確実です。
四つ目は、打ったから絶対にかからないと思うことです。
予防接種の一番大きな目的は、かかったときに重くならないことです。かからなくなるわけではありません。
🩺 受ける前に相談したほうがいい場合
次に当てはまる方は、予約の前に医師に相談してください。
過去にワクチンを打って、じんましんや息苦しさが出たことがある方。
卵に強いアレルギーがある方。多くの場合は受けられますが、確認が必要です。
治療中の病気があって、薬を飲んでいる方。特に免疫の働きに関わる薬を使っている方。
妊娠している方。受けられる場合が多いですが、かかりつけの産科に確認するのが確実です。
そして、打った当日から数日のあいだに、じんましん、息苦しさ、強い発疹が出たときは、様子を見ないで医療機関に連絡してください。
腕の痛みや赤み、軽い熱は、2日から3日で治まることがほとんどです。
季節の変わり目の不調と混ざりやすいので、こちらも合わせて読むと分かりやすいです。
🌱 今日からできる三つ
一つ目。かかりつけの医療機関に電話して、受付の開始日を聞いてください。3分で終わります。
二つ目。子どもがいる家庭は、1回目と2回目の日をカレンダーに書きます。同時に書くのがコツです。
三つ目。市区町村の助成があるかを調べます。年齢の条件と、受付の期間だけ見れば十分です。
高齢の親御さんの分も一緒に手配する方は、こちらも参考になります。
🙅 こんな人には向きません
この記事は、次のような方には向いていません。
すでにインフルエンザにかかっている方。いま必要なのは受診です。
ワクチンを打つかどうか自体を迷っている方。この記事は、打つと決めた方向けに時期を整理したものです。判断は主治医と相談してください。
鼻から入れるタイプのワクチンについて詳しく知りたい方。ここでは注射の話を中心に書いています。年齢や回数の決まりが違うので、医療機関で確認してください。
12月を過ぎてから読んでいる方。遅くても無駄ではありませんが、この記事の逆算はそのままでは使えません。


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